自宅で手作りビール 〜できあがり編〜

試作品2015ロゴ

自宅で手作りビール 〜瓶詰め編〜に続き、瓶の中で二次発酵が進み味が変化していく様子と最終的な味の評価。

瓶詰めして1ヶ月〜2ヶ月が飲み頃らしい。
つまりは、それまで二次発酵で味が変化していくということ。
なので1週間毎に味の変化を確認してみた。

一週間経過

色はアンバー
香りには若干の酸味。
味に酸味はない。
泡立ちはいいが、泡持ちは悪くすぐ消える。
炭酸は十分で、ひっきりなしに底から細かな泡が立ち上がってくる。

まだおいしいとまではいかない。
気になるようなイヤなクセはない。
逆にいえば特徴もない。今後に期待。

瓶詰めから一週間経過

瓶詰めから一週間経過

二週間経過

泡立ち、泡持ちともに丁度良い。
意外にきめ細かな泡になって嬉しい。
爽やかさが増してきた。色は若干濃くなったように感じる。
ビールを注いでいくと、底側に酵母が溜まっているせいか段々とビールが濁ってくる。
味の方も少しずつクセが強くなる。
どちらかと言うと、酵母が沈殿している側よりも上面の澄んでいる側のほうがおいしい。
先週までは、あまりおいしいという感じはなかったけど
今回の試飲では明確においしいと思う瞬間があった。

瓶詰めから二週間経過

瓶詰めから二週間経過

三週間経過

香りは酸味が増した。
液中に炭酸が十分に溶け込んでいて、キレはバツグン。
今回の瓶には沈殿酵母が少なかった。
タンク内を攪拌してから瓶詰めしたほうが良かったんだろうか。

瓶詰めから三週間経過

瓶詰めから三週間経過

瓶詰めから三週間経過_泡の様子

瓶詰めから三週間経過_泡の様子

四週間経過

先週から、見た目、香り、味とあまり変化なし
強いて言えば少しスッキリ度が増したように感じられる。

変化が少なくなったということは、二次発酵も落ち着いたということだろう。

瓶詰めから四週間経過

瓶詰めから四週間経過

総評

手作りビール試作完成

手作りビール試作完成

色:アンバー
香り:酸味がある
泡:細かな泡が立つが、泡持ちは良くない
味:サッパリとしていて、キレがある
トラピストビールに近いが、インパクト(特徴)がない

初めて造ったにしては、うまくいったと思う。
決して不味くはないが、いかんせん特徴がない。
お金を出して買ったとしたら、後悔はしないが、もう一度買おうとは思わないだろう。

試飲した中では、瓶詰めから二週間後に飲んだものが一番おいしかった。
それは試飲した中で、唯一小瓶だった。
このことから美味しいと感じた理由として推測されるのは以下の二つ。

1.プライミングシュガーの割合が多かったため。
中便も小瓶もプライミングシュガーは同量入れていた。
そのため中便に比べ小瓶のほうが割合が大きかったはずである。

2.酵母が多く入っていたため。
瓶詰めする際に、中便から先に注いでいき、余った分を小瓶に注いでいった。
そして、中瓶小瓶それぞれ注ぐ前にタンク内を撹拌したりはしなかったので
後から注いだ小瓶の方に底の方に溜まった酵母がより多く混入したのではないかと思われる。

次回以降の課題

1.モルト缶を使い切る方法を考える。
モルト缶1つで24L分作成できるが、タンクが12L用のため今回は半分ダメにしてしまった。
タンクを追加するか、モルトエキスを冷凍して2回に分けて作成するか。

2.ホップを使用して香り付けする。
酸味のある香りを打ち消しつつ、特徴付けるようなホップの香りが望ましい。

3.各種分量を調整していく。
モルトエキスに加えるブドウ糖や瓶詰め時の加糖の量を調整し、最適化していく。

4.フルーツビールなど、派生ビールの作成。
一次発酵の過程で、フルーツジュースと混ぜることでフルーツビールができるらしい。
割合を調整して混ぜるだけで簡単にできるようなので試す価値あり。

5.瓶詰め前に、ビール内を軽く撹拌し、酵母が均等に瓶の中へ入るようにする。

6.ラベルを作成する。
何事も形や見た目も大事。モチベーションも上がる。
今回分も簡単なロゴを作成し、ラベル印刷一歩手前までいったが完成に至らず。

自宅で手作りビール 第2段 IPA編もあるよ


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