自宅で手作りビール 〜一次発酵編〜 につづき、今回は瓶詰め編。
まず一次発酵が終わっているか確かめるため試飲。
甘味がなければ発酵完了。
色は濁りのある薄いアンバー(褐色)。
うっすら赤ワインのような香り。
口に入れるとしっかりした味で、まさに炭酸の抜けたビール。
思っていたより不味くないというか、このまま普通に飲めるな。
洗って乾燥させてあった空き瓶の口周りを今一度アルコール消毒し
いよいよタンクから瓶へ注いでいく。
注ぎ終わったら、プライミング用のスティックシュガーを投入する。
スティックシュガーだと、入れる分量をわざわざ個別に量らなくていいし、
なにより瓶に入れやすい。
プライミングとは、
発酵が終わったビールに炭酸ガスを溶け込ますこと。
タンクから瓶に移す工程でろ過しないため、瓶の中でも酵母は生きている。
この酵母が瓶の中でプライミングシュガーを食べて二次発酵し
炭酸ガスを発生させる。
密閉された瓶の中で行き場のない炭酸ガスはビールの中に溶け込むというわけ。
なので、ここで入れるプライミングシュガーの量と、
瓶にどれだけビールを注ぐか(瓶内の空気をどれだけ残すか)によって
飲む時の炭酸の強さが変わってくる。(アルコール度数にも影響する)
未使用王冠と打栓機をアルコール消毒し
瓶に王冠をつけて栓をしていく。
栓ができたら、瓶をゆっくりひっくり返してまた戻す。
栓がしっかり打てているかの確認と、プライミングシュガーを撹拌するためだ。
こうして順次、タンクから瓶に注いで、
プライミングシュガーを投入、
王冠をつけていけば瓶詰め作業は完了。
12Lのタンクで、500mlの中瓶が16本、
330〜350mlの小瓶が10本分となった。
あとは、これらを冷暗所で1〜2ヶ月寝かせれば完成する。
完成して飲むまでが待ち遠しい。
うまくいきますように。
自宅で手作りビール ~できあがり編~ につづく
メモ
打栓作業の中で、小瓶に傷がついていたのか、
それとも打栓機の角度や力のかけ具合がまずかったのか、
1本割ってしまった。
こんなこともあるだろうと、冷静に割れた瓶を片づけ
その後の作業に割れたガラスが混入しないよう作業場にしていた
ビニルシートを取り替えて、作業続行。
ただし、また割りやしないかとその後は多少ビビりながら作業した。