ずいぶん前にフルーツビールキットを購入してシードル作って投稿してなかった記事をアップ。
モルト缶を使う方法もあるらしいけど、ある程度量を作成しないといけないようなので
モルト缶を使わずに、ジュースを発酵させるだけの
簡単果実酒を作ってみることにした。
さらに今回は、りんごジュースを発酵させるのでシードルになるはず。
たぶん。
※モルトも清潔な容器に入れればある程度保管はできるんだけどね。
【材料】
りんごジュース
ドライイースト(今回はワインイースト)
水(※後述)
スティックシュガー
【準備】
全ての容器を消毒。よーく乾かす。
発酵瓶にりんごジュースをどばーっと入れる。
※アルコール度数が1%を超えないように水をどばどばどばーっと入れる。
※日本国内では無免許でアルコール度数1%を超える酒類を作成してはいけません。
その上からワインイースト投入。
発酵弁付きのフタを閉めて完了。
あとは直射日光のあたらない場所で放置。
なんて簡単なんだ。
今回はワイン用のイースト菌を使ったけど、パン生地用のイースト菌でもできるらしい。
ただ、ワイン用のほうが味が安定するとかなんとか。
でもパンのカスとかでも発酵できちゃうんだろうし、
昔の人が自然から酒の作り方を学んだっての納得。
【一次発酵~瓶詰】
イースト菌投入初日はあまり発酵が進まず、発酵弁も静かなもの。
材料のりんごジュースの糖分が少なかったのだろうか。
それとも季節は10月、気温が低いせいだろうか。
段ボールに入れて余白に新聞紙を詰めて防寒対策。
それでも3日目くらいからは元気に発酵弁がコポコポ音を立てるようになった。
ここまでの反省。
急に思い立って作り始めたけど、やはり常温で作るなら季節を考えたほうが良い。
作るときは気持ちが急いてしまうが、イースト菌を投入する前に材料のジュースは味見しよう。
余裕があれば、イースト菌を予備発酵させてみるのもあり。
発酵瓶での一次発酵に一週間。
発酵弁の音もすっかりしなくなる。
でも、発酵瓶の外から液の表面近くを両手で包んで温めてやると
思い出したようにじんわり二酸化炭素を放出する。
瓶詰前に、一口味見。
嫌なツーンとくる匂いや腐臭がないことを確認。
ほんのりアルコール臭。
わずかな酸味。
たぶん一次発酵はうまくいってるかな。
小瓶へ移して、プライミングシュガーを加えて打栓。
発酵瓶の底にはオリが溜まっているので、
最初に注いだのと最後に注いだので濁り方に差が出た。
今回材料に使用したりんごジュースが100%のストレートタイプで
搾りかすの沈殿物があるタイプで、よりオリが目立ったのかも。
【二次発酵~完成】
小瓶内での二次発酵に約一週間。
完成品を試飲するぞ。
栓を開けたときとグラスに注いだ時にかすかな微発泡。
アルコールはほんのり感じる程度。
さらっとした飲み心地で、ほぼ甘みがない。かすかな酸味。
遠くにりんごの香り。
正直に言えば、少し物足りない出来になった。
シードルとしては、甘みがなくてもいいんだろうけど。
原因の推測としては、材料に使ったりんごジュースにそもそも甘みが少なかったのかも。
後日、瓶を冷やすのではなくシードルに氷を多めに入れて飲んだらおいしさが少しアップした。
氷が溶けて加水されたことでりんごの香りが広がるようになったのかも。
【次回へ】
以上の反省を踏まえて、
次回はストレートタイプではなく濃縮還元タイプの甘いジュース、
それもぶどうジュースを使ってみることとする!
自宅で果実酒作り ~ワイン編~(準備中) につづく